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2/24/2006 スポーツ選手と英会話冬季オリンピックの花形種目ともいえる 女子フィギアスケートで 荒川静香選手が金メダルを獲得した。 この種目においては日本人初の快挙。
不思議なもので ふだん全く意識していない母国愛が 誇らしげにはためく『日の丸』と いつ耳にしても陰気な『君が代』によって ムクムクと目覚めるオリンピック。
だが昨日の荒川選手のパフォーマンスは 国籍や名前という色眼鏡を外しても、 本当に素晴らしいものであったと思う。 身体つきもあどけない10代半ばの選手たちが目立つなか、 修練を積んで身につけたであろう確かな技の数々、 細やかな表現力と自信に満ちた表情、 そして限られた者だけが自然に放つ気品と優雅さで 群を抜いていたと思う。 誰が見ても文句なしの金メダルであった。
ちなみに ここアメリカでは 当然のことながら主にアメリカ人選手が活躍する競技を中心に プライムタイムで放送されるため、 全ての日本人選手の奮闘ぶりをテレビで目にするのは難しい。 なかでも話題の選手や、家庭や生い立ちに問題をかかえる選手は テレビ局にとって格好の餌食。 日常の練習風景やら独占インタビューを交え、 視聴者にとってより親近感の持てる選手像を創り上げてゆく。
今回の女子フィギアでは 若い3人のアメリカ人選手たちに加え、 ロシアのスルツカヤ選手への注目が目立った。 彼女のおかれた境遇とそれに立ち向う体力と精神力が アメリカのメデイアを捉えたのは間違いないだろう。 ただもう1つ単純な理由もあるように思えてならない。 彼女の英語力だ。 ロシア人特有のアクセントはあるものの、 通訳を必要としない彼女の英会話能力は アメリカのメデイアが彼女を取りあげ、 独占インタビューするキッカケに充分なりうる気がする。
時として“メダルは『金』でなければ意味がない” ような錯覚を与えるアメリカのメデイア。 オリンピック開催中 毎朝トリノから生中継している あるモーニングショーに今朝招かれたのは 金メダルの荒川選手ではなく 銅メダルのスルツカヤ選手だった。 彼女のチャーミングな笑顔と前向きなコメントは それなりにとても好感が持てたのだが、
「金メダルを受賞した日本の荒川選手は “リタイアせずにスケートを続けて良かった” とコメントしていたそうです。」 のひとことで終わったのが、なんだかとてももの足りなかった。
さまざまなスポーツでめざましい成績をあげている日本人選手。 ある程度の英会話もマスターできれば 日本人以外のファンも増え、 更に大きな舞台へはばたくことができるのでは? と思うのは素人で外国暮らしの私だけだろうか? 10/11/2005 プロの値段Aリーグ決勝戦進出を前に、 ニューヨーク・ヤンキーズが敗れた。 時差にして3時間のニューヨーク-ロス間を往復し、 第5戦までもつれこんだDivisionシリーズは、 メジャー3年目の松井選手によるゴロで幕を閉じた。
『勝利を金で買おうとしている』と批判を受けつつ、 その潤沢な資金力で経営陣が募った 『2005年度版ヤンキー』たちのお値段は 総額およそ$210ミリオン(約240億円)。 中でもスーパースターの『Aロッド』こと アレックス・ロドリゲスのお値段は 年俸にして$25ミリオン(約28.6億円)。 シーズン中48本のホームランを放ったものの、 シリーズでの打率は.133。 同じく大きなチャンスを前に 全く貢献できなかった松井を含め、 他の主要打者らとともに、 敗因の原因として大きな非難をあびている。
当然だ。
彼らは『プロ』なのだ。 庶民が一生手にすることの無い高額な報酬を得る選手たち。 ビジネスに徹する球団側はそれなりの成果を求めるし、 ファンも勝利を期待する。 特に(私を含めた)ヤンキーズ・ファンは、 どこかで『ヤンキーズが勝つのはあたりまえ』だと思っている。 どれほど苦境に追い込まれても、 最後には『劇的な勝利』を収める底力があると信じている。 オーナーが金にものを言わせていようがいまいが、 『最高の選手を揃えた最高のチーム』だと信じて疑わない。 そう思わせる『歴史』を持ったチームなのだ。 あのピンストライプに身を包むということは、 プロ野球選手としてこのうえない栄誉であると同時に、 とてつもなく大きな責任を負うことを意味する。
ヤンキーズに限らず、メジャー・リーグの世界はシビアだ。 素晴らしいプレーや功績(数字ばかりではない) を残した選手に対し、 ファンは何年にもわたって惜しみない感謝と敬意の念を表す。 だが、たとえ自分たちのチームに所属する選手であっても、 つまらないミスや言動をしたり 成績が振るわなければ、 遠慮なくブーイングをあびせる。 各々のポジションで攻守ともに秀でていることはもちろん、 シーズンを通して自己の健康管理に留意し、 レギュラーシーズンから徐々に安定した力をつけ、 プレイオフのヤマ場をチームの一員として乗り切る。 そんな超人的なことができる『プロ』だと信じるからこそ 球団側は大金を提示し、ファンも雨の中 声援を送り続ける。
あるネット投票(英語版)の中間結果では、 昨夜の敗因が『Aロッドにある』と答えた人が68%で1位。 『松井にある』と答えた人が15%で2位だった。 それだけ松井に対する期待も大きかったのだろう。 日本人打者が ヤンキーズのようなチームにおいて、 これだけ注目を浴びているというのはある意味大変なこと。 今後の更なる活躍を期待したい。
そして今年の野球観戦を終えた私にとって、 今日からがアメフトの本番。 本格的なスポーツの秋の到来だ。 |
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